
介護の仕事に何か活かせる?
同僚との人間関係をよくしたい、もっと働きやすい職場にしたいなど今の状況を何とか変えたいと思って「チーズはどこへ消えた?」を手に取る人が多いかと思いますが、いきなりこの本の結論を言っちゃいます。
『変化を恐れちゃダメ。本当に恐れるのは現状維持を貫こうとして苦しむことだよ』
こういうことです。
変わらないとダメなのはわかってる、、、わかってるけどなかなか行動できない。
本書はそんなあなたに行動するきっかけを与えてくれる内容になってます。
この記事の内容
- チーズはどこへ消えたの要約
- 介護士が仕事で活かす方法
この記事を書いてるボクについて
でも、この本を何度も読んで変化を恐れず行動するにはどうしたらいいのかを考えるようになってからはわりとすぐに行動に移せるようになりました。
「チーズはどこへ消えた?」を読む前に
本書の読み方
- チーズ=介護の仕事
- 迷路=職場
- 登場人物でだれが一番自分に近いのか?
上記を意識して物語を読んでいったら自分の状況に置き換えやすいかもです。行動に移すヒントを得るつもりで読み進めていくことをおすすめします。
「チーズはどこへ消えた?」の要約
「迷路」の中に住むネズミ2匹と小人2人が「チーズ」を探すという物語です。
それぞれの特徴
- スニッフ:いち早く変化をかぎつける
- スカリー:すぐに行動を起こす
- ホー:怯えてはいるけど変化が必要なことはわかっている
- ヘム:一番の慎重派。変化することに怯えている
二匹と二人は毎日そのチーズをしっかりと味わっていました。しかし、ある日突然チーズがなくなっていたのです。スニッフとスカリーはすぐに新しいチーズを探しに出かけましたが、ヘムとホーはチーズがなくなったことが信じられずなくなったチーズのことばかり考えていました。チーズを探しに出かけたスニッフとスカリーは別の場所で新たなチーズを見つけます。遅くなりながらも動き出したホーも後から新たなチーズを見つけることができました。
ざっくり上記のような物語です。
慢心せずに常に変化に気を配っていたネズミ2匹はいち早くチーズの変化に気づいていたため、チーズがなくなっても驚きもせず次のチーズを探しに行くことができました。
反対に慢心して「チーズがあることが当たり前」って思ってた小人2人は些細な変化に気付くことなく、チーズがなくなったときにショックを受けて嘆くばかりで、すぐに行動することができませんでした。
この物語から学べること
2匹のネズミと2人の小人から学べることは以下のとおりです。
- 変化は起きるので変化を予期しよう
- 変化に気いて素早く適応しよう
- 変化を楽しもう
- 進んで素早く変わってまたそれを楽しもう
どんなことでも必ず変化があるのでそれを予測してたら、驚かなくて済むよ「変化するかも」って思ったら自分もそれに合わせて変化しようね
自分が変わることを楽しんで、それをどんどん繰り返していこう
ざっくりこんな感じです。
変わるには行動が必要です
変化に気づくだけじゃ足りません。行動しないとダメ。
理由は簡単で、行動しなかったら変化するのは周りだけで、自分は何一つ変わらないからです。
なので、行動することが絶対条件です

そんなあなたにボクが意識してることを3つ紹介しときますね。それが以下の3つです。
- できるだけ早く動き始める
- 恐怖やストレスはいったん忘れる
- 今がベストなのか自分に問いかける
1つずつ解説します。
できるだけ早く動き始めよう
結論を言うとまずは早く動き始めることです。
その理由は、動き始めると意外と思ってたよりスムーズに物事が進むから。
もちろん、課題にはぶち当たりますがその時は課題を分析してまた動けばいいだけの話です。そうすることで前に進めことができます。
考えながら動けば変化に落ち込んでる暇もないですからね。
よくある例:もっと早くやればよかった
これはよく経験ありませんか?悩んだ末、上手く物事が進んだときです。

こんな感じで後悔しちゃいませんか?
リスクを考えることは大事だけど、考えれば考えるほど失敗を恐れて動きづらくなっちゃうんですよね。
結局動かないと何も変わらないので、うだうだ悩む暇あったら行動しちゃいましょうってことです。
恐怖感やストレスはいったん忘れよう
何かを始める前って失敗することが怖かったりしますよね?
ほかにも、すぐに結果が出なかったりするとそれで不安になったりストレス感じちゃうようになります。

結局何も変わらず堂々巡り、、、よくあるパターンです。
なので、こんな恐怖やストレスは忘れちゃいましょう。
恐怖やストレスの忘れ方
成功のイメージだけをすること。
何か新しいことに取り組むときはもちろん目標があるはずです。それが達成されるイメージをするだけ。
失敗をイメージすれば怖いし、ストレスになるだけだし、そもそも動けなくなるしでパフォーマンスも落ちますからね。
なので、まずはいいイメージをしながら動くこと。ただそれだけです。
今がベストなのか自分に問いかけてみよう
今の状況がベストなのかを考えることが大事です。
なぜなら、今の自分の状況をすべて満足してる人って聞いたことないからです。
今の状況も最悪じゃないしもうちょっと我慢するか
こんな感じに思ってる人はわりと多いですよね?
でもこんな思考の人はまず動きません。
実際にこれでも生きてはいけるんだけど、他に文句言う権利はないですよね?だって自分じゃ何もしてないんだから。
繰り返しになるけど、今の状況がベストなのかを考えることってほんとに大事です。そうすればベストな状況を目指して行動するきっかけになるはずです。
介護の仕事に活かす方法
実際に上記の内容を理解しても実際介護現場で使えなきゃ意味ないですよね?
知識は実践で活かしてなんぼです。
なので、ボクがどうやって介護の仕事に活かしているのか解説します。
高齢者の変化に合わせて業務改善する
ここではチーズは高齢者の状態ですね。
状態がよくなっていく人はほとんどいません。もちろん一時的に改善される人はいますが、将来的には必ず低下していきます。
なぜなら、人間に限らず生物すべてに当てはまる自然の摂理だからです。
なので、利用者の機能低下という変化を前提に働いていくことが必須ってことです。
一人一人への介護の時間が増えているのに周辺の業務を改善していかなかったら、忙しくなることは確実だし、自分たちの負担が増える一方ですからね。結果、高齢者にも負担を強いることにつながります。
具体例:排泄の失敗が増えてきた
今まではパッドを汚すことなく自分で排泄できてたのに、パッドが汚れることが増えてきたって人がいたとします。
この場合介護士がやるべきことは以下のようになると考えられます。
- パッドの汚染確認
- 汚染があればパッド交換
たったこれだけですが、今までなかったことなので単純に業務量は増えますよね?こんな時には他の業務で減らせるところはないか考えたり、改善点はないか考えることが大切です。
なぜかというと、こういった人が増えてくると常に時間に追われることになって職員の負担が激増するからです。
なので、他で削れるところを削ったり変更可能なところを変更することでゆっくり介助に入る時間を捻出していくってことが大事って話です。
変化に対応できないと起こりがちなこと
- 介助に入る時間が捻出できず、衣類まで汚れてしまう
- 不快感から不穏になってしまう
- 時間に追われて介助が雑になってしまう
- 忙しくて職場の空気が常にピリピリする
他にもあるけど、ざっくりこんな感じ。
なので、常に利用者の状態は変化すること、それに合わせて業務内容を組み立てていくことができないと、その職場は利用者、職員とも幸せにはなれないんじゃないかってことです。
いつも人員が確保されるとは限らない
介護現場って離職率も高いし、人手不足の職場って多いですよね?
日によって出勤人数がバラバラなんてこともざらにあります。
人が少ない時に、人が充実してる時と同じ働き方をするとまずしんどいです。
なので、そういった変化に合わせて業務内容を変えていかないといけないってことですね。できないことはどうやってもできません。ここでのチーズは介護職員です。
変化に対応するために考えておきたいこと
- 人が足りないときには何を削るのか?
- 方法を変えても目的は変えない
- 削ったものは充実すれば元に戻す
いつまでも今の状況が続くことはあり得ないっていうことをしっかり意識しておいて、いざ変化があったときには素早く対応できるように常に準備しておいたほうがいいですよ。とにかく動くなら早く動いたほうがいいのは間違いないです。
まとめ
今回は「チーズはどこへ消えた?」をボクなりに要約し、実際にどんな風に介護現場で活かしているのかを解説しました。
この本に限らず本の内容を介護の仕事に活かすことはいくらでもできます。繰り返しになるけど、本を読んだだけじゃ何も変わりません。
読んだ後にどう行動するかが大事です。
読書しながら「自分だったらこうするな」とか自分に置き換えながら読み進めて、実際にそれを行動に移すことがいいんじゃないでしょうか?
おわり。
コメント